Vision(ビジョン), Value(バリュー), Mission(ミッション)

当法人は202012月の設立以降、全国大会や研修会、部会活動等を行ってまいりました。設立から4年が経過し、会員の皆さんと共に組織が発展的に成長していくためにも、組織の在り方や今後の方向性などを改めて定めていく必要性を強く感じている次第です。

この間、理事会を中心に話し合いを行い、当法人の理念や今後の方向性を「ビジョン・バリュー・ミッション」として策定し、2030年までのアクションを考えていくことといたしました。

私たちの大切にしたい価値観(バリュー)に賛同してくださる人たちと、「いま見えている世界」だけでなく「将来見たい世界(ビジョン)」を共有し、多様性の中でも連帯・協働しながら社会的役割(ミッション)を担っていきたいと考えております。

今後はこれらを基に組織内外での活動を行っていく方針ですので、何とぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。


                                                                                                                                               アウトリーチネット共同代表

岡﨑公彦、梁田英麿、吉田光爾


アウトリーチネットのVision(ビジョン)

私たちが見たい未来像!私たちは将来、どんな景色を作り出したいのか?

私たちはアウトリーチ活動を通じて、
誰も置き去りにならない
地域社会の実現を目指します!



アウトリーチネットのValue(バリュー)

私たちが大切にしたい価値観!私たちがこだわりたいことは何か?

①地域支援の市場化の中でしばしば見られるクリーム・スキミングを行わず、誰も置き去りにしないこと
②その人のあり方・希望を中心に据えた(person-centered)支援であること
③地域生活中心(community-based)の支援であること
④その人やその人を取り巻く周囲の環境の長所や能力に焦点をあてた(strength perspective)支援であること
⑤「その人なり」のリカバリーを信じて協働すること
⑥「穏当」(穏やかで無理がないこと)であり、「龢(わ)互いに違っていても和やか)であること


      ※クリーム・スキミング(Cream skimming)とは?

      ⇒ 「牛乳から美味しいクリームだけをすくい取ること」より転じて、企業にとって収益性の高い顧客のみに製品またはサービスを

           提供し、収益性の低い顧客を無視するというビジネス慣行を指す(Wikipediaより)





アウトリーチネットのMission(ミッション)

私たちが果たしたい社会的役割!「私たちはなんのために存在しているのか?」という問いへの答え

1.必要な人にアウトリーチが届く仕組みづくり    
「望む地域での暮らし」を実現するアウトリーチ支援の体制を整備するため

      2.アウトリーチ支援者のプラットフォームづくり       

アウトリーチに関する情報を集約・発信するだけでなく、価値や理念を共有価値や理念をするアウトリーチ実践者が集い・学び・語らい、互いがエンパワーメントさる場(団体)になるため


アウトリーチネットのAction(アクション)~2030年を目指して~

ミッションを実現するためのアクション①

本人の尊厳が大切にされる支援体制確立のための議論、問題提起、提言


  1. 本人の尊厳が大切にされる保健福祉医療について考えていきます。
  2. 支援を受けない権利も含めた本人の意思決定が保障される仕組みづくりに関する議論・検討を行います。
  3. 他団体にも働きかけ、意思決定に困難を抱える人へのかかわり方に関する議論・検討をしていきます。
  4. メンタルヘルスに関する理解の促進を図るために、社会へ向けて情報を発信していきます。

ミッションを実現するためのアクション②

本人やケアラーの人権・権利擁護についての議論・発信


  1. 本人やケアラーが守られ、孤立しない仕組みづくりに関する議論・検討をしていきます。
  2. 本人やケアラーの立場の人たちとの協働を目指します。
  3. こども・若者や生活困窮者の支援団体、当事者組織や家族会との協働を目指します。


※ここでいう「ケアラー」とは・・・

こころやからだに不調のある人の「介護」「看病」「療育」「世話」「気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者、友人、知人などをケアする人を指します。(日本ケアラー連盟による定義より)


ミッションを実現するためのアクション③

支援者のサポート・エンパワーメント・研鑽


  1. アウトリーチ支援を支える価値や理念の普及、人材育成のために全国大会や各種研修会などを企画・運営します。
  2. アウトリーチ実践者が交流し、困り事を相談できる機能を持つようにします。
  3. アウトリーチ支援の組織づくり・事業化について、相談窓口を設けます。
  4. 支援者が安心して働き続けられる環境づくりを検討します。
  5. 2~4を実現するために事務局機能の拡充を目指します。
  6. 透明性の高い開かれた組織運営を心がけ、組織の拡充・会員数の増加を図ります。